体温を上げる方法・・といっても、仮病の言い訳のために体温を上げるんじゃないですよ(^^;)元々平熱が低い人のことですよ。
体温計で体温を計ると36度以下でいつ計っても低い、このように体温の低い方が、大人、子供問わずに増えています。
ここで・・
熱が無いんだし、いいんじゃない?「体温が低くても問題ない」と、放置してしまうのは実はとても危険です。
普段何気なく見逃しがちな、低体温症は、体のあちこちに悪影響を与えます。
そんな、低体温の方のために、体温を上げる方法や、体温が低い原因などをご紹介しますね^^
この記事の目次
体温を上げる方法とは
「体温はいつも低いから、これからも別に低くても問題ないんじゃない?」と、低体温を放置してしまう方がいますが、体温の低さは、私たちの美容や健康に多大な影響を及ぼします。
ここでいう低体温は、通常時の体温が36度ない方のことをいいます。
低体温は、血液の循環を悪くさせ、免疫力を低下させて、太りやすい体質になったり、最悪の場合、病気になりやすくなったりします。
そこで、今回は、体温を上げるお手軽な方法をご紹介しておきます。
体温を上げたければお風呂に入ろう
体温を上げるには、さまざまな方法がありますが、一番手っ取り早く体温を上げるには、入浴が効果的です。
特に、いつもお風呂には入らずにシャワーで済ませている方などは、是非お風呂に入って、体の芯まで温める習慣をつけることをおすすめします。
体温を上げるのに効果的な炭酸風呂
普段シャワーで済ませている方は、入浴だけでも効果がありますが、更に、体温を上げるために即効性があるのが炭酸風呂での入浴法です。
炭酸風呂とは、炭酸ガスをシュワシュワと発しているお風呂のことです。
そして、炭酸風呂のシュワシュワは、私たちの体温を上げてくれる手助けをしてくれるのです。
炭酸のお風呂につかることで、皮膚を通して炭酸が体内に吸収され、毛細血管を広げて、血行を促進してくれます。
よって、炭酸風呂に入浴すると、体の芯からポカポカとあたたまり、体温の上昇が期待できます。
これは、低体温症の方以外にも、冷え性の対策としても、おすすめです。
ラインナップ豊富な入浴剤
では、実際にお家で炭酸風呂を楽しむには、どのようにしたら良いのでしょうか?
現在では、ドラッグストアやスーパーなどでも沢山の入浴剤を見かけますよね。
その中でも炭酸ガスの含まれた入浴剤を選ぶと、お風呂がシュワシュワになり、体の芯まで温めてくれます。
市販のものは、炭酸の他にも体を温める系の成分をしっかり配合してくれていたり、香りにこだわっているものも多いので、お風呂でリラックスしたい方にはおすすめですよ。
炭酸入浴剤は手作りもできる!
しかし、毎日使う入浴剤ですので、高価な入浴剤を毎日続けるのはなかなか大変でもあります。
実際私も、高い入浴剤を使っていましたが、とある月に出費がかさんでしまい、その入浴剤を続けることが出来なくなってしまいました。
そんな時に、私が作ったのが、手作りの炭酸入浴剤です。
炭酸入浴剤の作り方
用意するものは、クエン酸と重曹です。
もちろん使用するものは工業用などではなく、食用のスーパーなどで売っているものを使用してください。
2.クエン酸300gをお湯の中に入れて、手や桶などでお湯をかき混ぜる。かき混ぜるときはゆっくりやさしくを心がけてください。強くかき混ぜるとお風呂に入る前にシュワシュワがなくなってしまいます。
3.重曹390gをお湯の中に入れる
4.重曹を入れたらすぐにお湯につかる。重曹を入れた直後がシュワシュワのピークになるので、すかさずお風呂に入ることがポイントです。
これだけで、体がポカポカと温まる入浴剤が出来上がります。
水質はすこしヌルヌルとしますので、お風呂から上がった時に、足を滑らせないように気をつけてくださいね。
そして、炭酸水は目に入ると痛みを感じる場合もあるので、もし目に入ってしまったら、清潔な水で洗うようにしましょう。
体温が低い原因は何か?
50年前の日本人の平均体温は36.5度だったそうです。
それが、今では多くの女性が35度代の体温で、中には34度という方もいます。
そもそも、どうして体温が低くなってしまうのでしょうか?
低体温を引き起こす原因には、私たちの普段の生活が密接に関係しています。
低体温の原因は日常にあった
食生活の乱れ
まず筋肉を作るのに必要なタンパク質が不足すると、筋肉がやせ細り、脂肪を燃焼しにくくなり、体が冷えてしまいます。
また、糖をエネルギーに代えるための亜鉛・マグネシウム・鉄などのビタミンやミネラルが不足していると、熱を作るエネルギーを作ることが出来ずに、体が冷えてしまう原因に繋がります。
季節外れの食べ物の摂取
しかし、これが、逆に私たちの低体温症を引き起こしていることを知っていましたか?
夏の野菜、例えばトマトやきゅうりなどは、暑い夏に食べることによって、体を冷やす作用があります。
逆に、冬の野菜、大根やジャガイモなどは、寒い冬に食べることによって、体を温める作用があるのです。
寒い冬に夏野菜をたくさん摂取していたら、体をどんどん冷やしてしまいますので、季節にあった野菜を食べることが大切です。
「最近のスーパーは何でも揃うから、どれが夏野菜で、どれが冬野菜なのか、よくわからない」という方も、いるかとは思います。
そんな時は、上に伸びて空に向かって生える野菜(トマト、キュウリ、ナスなど)は体を冷やし、下に伸びて土の中に向かって生える野菜(大根、人参、じゃがいもなど)は体を温めると覚えておくと良いでしょう。
冷たい食べ物や飲み物の摂取
アイスクリームやジュースなどはなるべく避けて、温かい食べ物や飲み物を積極的に摂るようにしましょう。
運動不足
体が運動不足になると、血液を送る役割のある筋肉が刺激されなくなり、筋力が衰えて低体温を引き起こします。
いきなりハードなトレーニングをする必要はありませんが、ウォーキングなどを習慣化して、筋力の維持を意識することが大切です。
それから・・
ストレスやホルモンバランスによる自律神経の乱れ
便秘
便秘になると腸内の働きが悪くなり、基礎代謝も下がります。
基礎代謝が低くなることで、冷え性や低体温を引き起こしてしまいます。
体温を上げる為にした方がいいこと
このように、私たちの生活のあらゆる場面で低体温を引き起こす原因が作られています。
体温を上げるために気おつけたい食生活は、まずはバランスの良い食事、特にビタミン・ミネラル・たんぱく質を意識して摂取すること、そして、冬には冬の野菜をしっかり食べること、それから、冷たいものを摂らないようにして体の中を温かく保つことなどです。
食事以外の面でも、適度な運動、そしてストレスを溜めないことを心がけて生活することを心がけてください。
普段あまり気にしていない低体温ですが、35度の低体温は免疫細胞の動きを鈍らせて、ガンや脳卒中、心筋梗塞などのリスクを高めます。
体温が1度低下すると免疫力が約30%低下すると言われているほどに、冷えは万病の元です。
普段の生活からしっかりと低体温を改善しておきましょう~。