20歳の成人式、それは責任を持った大人として社会に仲間入りするという儀式ですよね。
もう一人前の社会人として扱われます。人生のひとつの節目ですね。
ですが、もう10年近く前になりますが小学4年生だった息子から初めて聞く言葉が!
息子が通っていた小学校は1ヶ月に1回、授業参観があったのですが「今度の授業参観は『二分の一成人式』をするから来て」と言われたのです。
二分の一成人式?!何それ?と驚いたのを覚えています。
今は恒例行事として導入している小学校が多いようですが、そもそも二分の一成人式とは何か?親として何か準備しておく事はあるのか?などを紹介していきますね(*^-^*)
二分の一成人式とはどんな式なの?
ほとんどの小学校が4年生でするようです。
4年生、そう10歳になる年ですね!
20歳の半分の10歳、だから二分の一成人式・・単純です(>_<) 息子が通っていた当時はクラス単位で簡潔なものでしたが、今では保護者がビデオを持ち込んだりするほどの大きな行事になっている小学校もあるようですね。 では二分の一成人式、どんな事をするのでしょうか?
開会式
小学校による二分の一成人式の規模によって変わってきます。
個人発表
全員が一言・二言で将来の夢を発表します。
息子は平凡に「シェフになりたいです」の一言でしたが、「大金持ちの社長になりたいです」「東京でカリスマモデルになりたいです」には現実的だなぁと驚いたものですが・・
今は有名ユーチューバーやIT企業を起こしたいなど、時代が違う事が驚きです(‘Д’)
グループ発表
例えば『自分達が産まれた年はどんな事があったのか?』
『10歳になった今はどんな年なのか?』
『成人式を迎える20歳の時はどんな年になっているか?』などが多いようですよ!
合唱
代表的な曲を見つけたので参考までに見てみて下さい。もう泣きそうですよ(T_T)
スライドショー
それでも毎日顔を見ていると解らないのですが、改めて並べてみると「こんなに大きくなって、顔つきも男の子らしくなったな」と感動したのを覚えています。
手紙の交換
私達保護者は、事前に先生から依頼があった『あなたが産まれた時』というテーマの手紙を持参していたので渡しました。代表者数名は皆の前で読み上げていましたよ。
ほぼ全員の保護者が泣いていましたね~(T_T)
反抗ばっかりしている子供も、強制的に書かされたとはいえ「こんな風に思ってくれているんだ。」「こんな事を考えているんだ」と初めて知る事もあったりしました。
記念品作りor贈呈
お互いの似顔絵を描いて、親子1セットでかわいいビニール袋でラッピングしました。
埋めたタイムカプセルは20歳の時に掘り出す予定です。
あと3年、実現するのでしょうか・・?
学校によっては、学級費やPTA会費で購入した記念品(学用品など)を贈呈するところもあるようですね。
閉会式
息子の時はクラス単位なので、担任の先生の挨拶だけでしたよ!
最近はオリジナリティー溢れる、個性的な学校もあるようなので必ずしも上記のどれかが行われるという事はないかもしれません。
今回紹介させて頂いたのはメジャーな内容なので、学校のお知らせをよく読んで下さいね。
親が準備する事もあるの?(心構えなど)
二分の一成人式は学校によって小学校主催のところとPTA主催のところがあるようです。ですが準備する物としては『子供への手紙』『赤ちゃんの頃からの写真』がほとんどではないでしょうか。おまけと心構えもみてみましょう!
子供への手紙
父親・母親と別に欄が作られていました。
しかし・・その時、私は離婚していたので父親の手紙はもらえませんでした。
また、次男の時は再婚して新しい父親がいたのですが、赤ちゃんの頃の思い出などは無いので最近の事しか書けませんでした。
個人的には用紙を統一しないで、こちらで便箋などを用意したかったな・・とは思いましたね。
赤ちゃんの頃からの写真
私は産まれてすぐの写真を1~2枚用意するだけで良かったのですが、友人の子供が通っている小学校は10歳になるまでの1年ごと(0歳・1歳・2歳・・)の写真を1枚ずつ用意しなければならなくて大変だったそうです。
それでも写真を探している途中で懐かしくて、ついつい脱線ばかりしていましたが(;^ω^)
ハンカチ
今と違って当時は、もっと簡潔な行事だったとはいえ・・バタバタと子育てしている内に、こんなに大きくなったんだと思うと・・もう涙が止まりませんでした。
長男の時はハンカチもティッシュも持っていなかったので本当に困りましたよ(;’∀’)
心構え
子供の目線からの10年・親の目線からの10年・・それぞれの想いはありますよね。
産まれてきてくれて嬉しかった事・育児に悩んで涙した事・イライラに任せて怒ってしまった事・寝顔を見て幸せを感じた事・・、たくさんの思い出を抱えて行って欲しいです!
いろんな意見がある「二分の一成人式」
二分の一成人式には賛否両論あります。
息子の当時と違って、大きな行事になってきた為なのかネットでも色んな意見を目にしました。
長男の時は、初めて聞く『二分の一成人式』というものに興味津々でウキウキと出掛けました。次男の時も深く考えずに行きました。
しかし去年くらいに二分の一成人式に対して批判的な記事を見つけました。
「何で?」と驚いたのですが、しっかりと読んでみると批判も納得でした。
片親の子供は?親を知らずに施設で育った子供は?人知れず親からの虐待に苦しんでいる子供は?そう二分の一成人式は両親がいるのが当たり前、親に愛されているのが当たり前という前提にされている事が問題なのでしょう。
お涙頂戴では済まされない事情も各家庭にあります。
現に、私も子供にそういった思いをさせた1人でしょう。
個人的には、どんな環境であれ子供は10歳になったのです。
二分の一成人式自体を否定する気持ちもありません。
かといって絶対にするべきだという肯定もできません。
ですが成人になるまで、半分を生きてきたのだという事は否定も肯定もない立派な事実です。
さいごに
最後に難しい問題を投げかけてしまいましたが、これを機会に17歳と15歳になった息子に当時の事を聞いてみました。
長男:「あ~、ほとんどの親が泣いていたなー(笑)」
次男:「お父さんの手紙が嬉しかった」と2人とも脳天気な返事でした。
参考にならなくて申し訳ないです( ノД`)
もし二分の一成人式に疑問を持っているなら、学校側に相談してみてもいいと思います。
クレームではありません、あくまでも相談ですよ(^_-)-☆