更年期という言葉に敏感になってしまうのが40代ではないでしょうか。
・・私も体調が悪い日があると、もしやこれって更年期障害?と考えてしまいます。
病気があっても、更年期という言葉で片付けてしまうことの危うさも感じつつ・・
いざその立場になった時に、漢方薬での治療とはどういうものなんだろと疑問に感じました。
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更年期障害に漢方薬は効くのか?
私の母はとてもクールで、いつも涼しい顔をしている人でした。
何があっても淡々と対処していて、アニメに出てきそうな典型的な学級委員長タイプな感じですね。
私が社会人になり、一緒に過ごす時間が短くなって暫くした時にふと気になった事がありました。「あれ?お母さんがダラダラ汗を流している。
ちょっと2階に行って、降りてきただけなのに」
「あんなに感情を出して話すお母さんって見た事ない」など。
後でわかったのですが、あの時の母は更年期障害で辛い思いをしていたそうです。
そして私も、もう更年期障害を迎える年齢になってしまいました。
友人から「漢方薬で体調が整うらしい」という話しを聞き興味がわいたのですが、
果たして更年期障害に漢方薬は効果があるのでしょうか?
更年期障害というのは、子どもが自立して育児に追われていた毎日から解放された・親の介護が始まった・閉経したなどの日常の変化が重なったりすることでホルモンバランスが崩れて起こるとされています。
その症状は実に様々で、個人差もあるので一概に更年期障害はこういう症状が出る!と言い切ることができません。
ホットフラッシュ・動悸・イライラ・不安・不眠などでしょうが、
1人ひとつの症状しか出ない訳ではありませんよね。
そこで漢方薬の良さとして挙げられるのは、複数の症状に対して効果が発揮されるということです。
漢方薬なら安心ですしね! って、ちょっと待った!
本当に安心なの?副作用は?
・・そう、あります!
薬ですから、全くないわけではありません。
ただ西洋薬(漢方ではない薬)より確率が低く、副作用が軽い場合がほとんどですが。
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漢方薬にも副作用はある?
副作用も西洋薬とは捉え方が少し違います。
漢方薬そのものに副作用があるわけではないのです。その漢方薬が自分の体質に合うか合わないかということで副作用が出る可能性があるということです。
わかりやすく説明すると、
私はハムエッグやとろろそばが大好きで食べても何ともないのですが、卵やそばアレルギーの人が食べると体質に合わなくてアレルギー反応が出ますよね、それと同じようなことなのです。
主な副作用としては食欲減退・じんましん・むくみ・発熱・不眠・動悸などがあります。ですから漢方薬を服用して何か体調に異変が起きたり、おかしいなぁと思ったらすぐに医師や薬剤師に相談しましょう!
漢方薬って病院で処方されるの?
もちろん病院でも処方されます。
処方の仕方も西洋薬とは違います。
西洋薬の場合は病気の内容に合わせた薬を処方されますよね。
漢方薬の場合は【証】といって、体質や体調などに合わせて処方されるのです。
先程同じ更年期障害でも人によって症状は様々と書きましたが、西洋薬はその症状(例えば不眠なら不眠)に合わせての薬が処方されるでしょう。
ですが漢方薬は【証】に合わせるので、違う症状の人同士でも同じ薬が処方されたりするのです。【証】や症状の分け方として主に3タイプに分けたりもします。
* 実証・・・体格がガッチリして丈夫なタイプ
* 中間証・・バランスがとれた理想的な状態のタイプ
* 虚証・・・痩せ型で虚弱体質タイプ
* お血・・・頭痛などのように血が滞る症状
* 血虚・・・めまいや不眠などのように血が不足する症状
* 気逆・・・動悸やホットフラッシュのように気の流れに異常が生じる症状
医師はこれらの【証】や症状を診るので、診察の際「こんな問診や検査って関係あるの?」と戸惑う人もいるそうですよ。
ですがこれで必ずピタッと合う更年期障害の漢方薬が処方されるとは限りません。
まれに合わないこともあるでしょう。
そんな時は、先にも書いたようにすぐに医師や薬剤師に相談してください!
自分の体に起きることですからね、しっかりと知識をつけて必要以上に過敏にならずに過ごしましょう。
必要以上の心配は体力・精神力の無駄です。
起きたことひとつ、ひとつを冷静に対処して年齢に応じた、いや負けないぐらいの人生を楽しみましょう~ \(^o^)/ 焦り過ぎず、ですね。
◆ 更年期障害についてのこちらの記事も参考に
・更年期障害とうつの関係は?
・更年期障害と自律神経失調症の違いって何?
・更年期ダイエットはサプリで効果的に!選び方のコツって?