息子がとあるバンドのYouTube動画を見ながら「まじエモい」とつぶやいてるので、私はてっきり嫌な感じの、、「キモイ」の仲間くらいの状況なのかと、覗いていみました。

「何よ、いい感じじゃない?母さんは好きよ」
『・・?』
会話がかみ合いません。
それもそのはず、この「エモい」ってキモイの仲間じゃないんですね!( ̄▽ ̄;)
何だよ、「日本語で言いなさいよ」と、逆ギレの母でした。息子は当然またもやポカ~ン状態です。
若者言葉もいろいろあって、まったく違う国の人々って感じですよ。なので興味もあまりなかったのですが、でもね、「エモい」がどうしてもポジティブな言葉には思えないのよね。。ってことで調べてみました(笑)
エモいの意味って何?キモイじゃないのか?(しつこい)
ヤバイという言葉も始めて聞いた時には???しかなかった私ですが、それでも今は子供と話していると口から出てしまうこともあります(^_^;) ・・40代以降が使うとヤバイ気はします・・・。
そして、「エモい」という言葉。
エモいは、英語のemotion(エモーション)からきているようです。エモーションとは「情緒」とか「感情」という意味ですよね。これ?(^_^;)
エモーションとエモいがどうしても結びつきませんでした。イメージとしては発音の響きからして「キモイ(気持ち悪いの焦慮略系)」と同意語だと、ネガティブな状況の時に使う言葉なんだと勝手に受け取っていました。
「エモい」は感情が揺さぶられるような情緒的な感動状態で発する言葉なんですね。だからLIVE映像を観て「まじエモい!」と息子は言っていたのでした。
エモーションという言葉からして、音楽や芸術などの場面で使われることがスタートだったようですが、そこは若者言葉、どんどん進化していってるようです。
emotionなのか、、と分かったら、まぁ異星人たちの会話も少し身近に感じました(笑)
「エモい」はどう進化しているのか?

エモいは「感動」という強い表現ではなくてジワジワ感のある「いい感じ」という方がしっくりくるかも知れませんね。音楽とかデザインや芸術関連だけではなく、スポーツを見たりする場面でも使われているようです。
オリンピックやパラリンピックでの試合を見て感動した時にも使っている子がいました。たしかにフィギアなどは芸術的要素が高い感じですものね、羽生くんなどはキラキラ感がすごいので、まさしく「まじエモい」ってことでしょうか。
・・とはいっても、50歳の母は使うシチュエーションもないでしょうし、口から出ませんが(笑)息子の呟きを観察するので、言葉の意味がわかって面白いなぁ、と感じました。
きちんと日本語が崩れる、ダメになる! なんて心配する人もいますが、いつの時代にも若者言葉ってありましたよね? 若い人たちだって、ふさわしい場所ではきちんとした言葉もつかえているのだと思っています。
仲間内だけに通用する言葉で連帯感のようなものを感じる時期ってあるんですよね。またそれも楽しい頃かな、なんて。